作業エリア間の粉塵や臭気の移動を防ぐ空調ゾーニングを教えてください。

異なる作業エリア間で粉塵や臭気の移動防止
失敗例
粉塵や臭気の発生エリアで適切な空調設計がなされておらず、隣接エリアに臭気や粉塵が広がったケースがあります。特に、高温調理エリアから臭気が包装エリアに入り込み、製品クレームに繋がった事例がありました。

計画のポイント
異なるエリア間では、空調ゾーニングを明確に分け、空気の流れを管理することが重要です。特に、臭気や粉塵の発生源を早期に排出する仕組みを設ける必要があります。

具体的な対策
空調ゾーニングの徹底
各エリアごとに独立した空調システムを導入し、空気が隣接エリアに移動しないよう設計します。粉塵発生エリアは負圧（低圧）に設定し、臭気や粉塵が外部に排出されるようにします。

局所排気装置の活用
臭気や粉塵の発生源に直接排気フードを設置し、効率的に吸引するシステムを採用します。調理エリアでは、局所排気フードと併せて活性炭フィルターを使用すると臭気対策に有効です。

換気計画の見直し
全体の換気回数を増やし、空気の循環を確保します。外気を取り入れる際にはHEPAフィルターを通し、清潔な空気を供給することで、臭気や粉塵の拡散を抑えます。