加工エリアに陽圧を適用する際の空気流入設計の工夫は?

加工エリアに陽圧を適用する際の空気流入設計の工夫は?

加工エリアにポジティブプレッシャー(陽圧)を適用する際、空気流入のルートをどのように設計するのが効率的ですか?

 

加工エリアに陽圧を適用する際の設計
失敗例
加工エリアを陽圧に設定したものの、吸気口や排気口のバランスが悪く、エリア内に湿気が溜まる状況が発生しました。これにより、壁や天井に結露が生じ、カビの発生を招いた事例があります。

 

計画のポイント
陽圧を適切に保つには、吸気と排気のバランスを精密に管理し、湿度コントロールを徹底することが不可欠です。また、エリア全体の気密性を高める施工も重要です。

 

具体的な対策
吸気と排気の設計バランス
加工エリアの空気量(吸気)を排気量より10~15%多く設計します。これにより、常に清浄な空気が外部へ流れる陽圧環境が維持できます。

 

湿度の管理
吸気には除湿装置を組み込み、湿気が流入しないようにします。また、加工エリアの内部にも除湿器を設置し、結露を防止します。

 

気密性の向上
壁や天井、床の接合部に気密材を使用し、外部からの空気漏れを最小限に抑えます。ドアにはエアタイト仕様のものを選び、隙間を完全に防ぎます。