
床と壁の接合部での衛生設計
失敗例
床と壁の接合部が直角のまま仕上げられていたため、汚れが溜まりやすく、清掃が困難になったケースがあります。また、防水処理が不十分で、水分が内部に侵入し、カビが発生した事例もあります。
計画のポイント
床と壁の接合部は、カーブ仕上げを採用し、汚れや水分が溜まらない設計にする必要があります。防水処理の徹底も欠かせません。
具体的な対策
R加工(カーブ仕上げ)の採用
接合部を丸くするR加工を施し、汚れが溜まりにくい構造にします。これにより、清掃が簡単になり、衛生状態を維持しやすくなります。
防水シーリングの実施
接合部には耐久性の高い防水シーリング材を使用し、水分の侵入を防ぎます。定期的にシーリング材の状態をチェックし、劣化があれば早期に補修します。
材料の統一
床材と壁材を同一素材にすることで、接合部の一体感を高めます。これにより、施工精度が向上し、防水性も向上します。