
エアカーテンの性能と設置位置
失敗例
エアカーテンの風量が不十分で、外部から虫やホコリが侵入し、清潔区内の衛生基準を満たせなくなった事例があります。また、設置位置が適切でなく、ドア付近に空気の漏れが生じていたケースもあります。
計画のポイント
エアカーテンは、適切な風量と設置位置を選定し、清潔区への空気漏れを完全に防ぐ必要があります。ドアの開閉頻度や外部環境に応じた選定が重要です。
具体的な対策
高風量タイプの選定
虫やホコリを確実に防ぐため、風速が15~20m/sの高風量タイプを選択します。特に外部環境に面するドアには強力なエアカーテンを採用します。
設置位置の最適化
ドア上部にエアカーテンを配置し、風が均一に流れるよう調整します。特に大型の搬入口では、ドアの幅に合わせたエアカーテンを複数台設置します。
併用設備の活用
エアカーテンに加えて、防虫ネットやエアロックを併用し、複数の防衛ラインを構築します。
定期的なメンテナンス
エアカーテンのフィルターや送風機の清掃を定期的に行い、風量の低下を防ぎます。定期点検で部品交換を計画的に実施します。